ステンレスのさび
ステンレスは、表面に独特の保護皮膜が形成されます。この皮膜
は、空気中の酸素が触れている間は優れた耐食性を示す性質を
もっていますが、ステンレス表面が汚れると、酸素との接触が妨げ
られるのでさびが発生することがあります。
そのため、特に次のような場合は、さびが発生しやすくなります。
①塩素系の洗剤がステンレス部に付着した場合
②海岸沿いなどの環境において塩分が付着した場合
③他の物のさびがステンレス表面に付着した場合(「もらいさび」)
などさびが発生した場合は、台所用クレンザー、市販のステンレス
用清掃薬剤などでこすり落としてください。この場合、表面にこす
りキズがつくことはさけられません。
「もらいさび」が落ちない場合は、さびが進行し、ステンレス自身に
さびが生じたものと考えられます。
さびを予防するポイント:
いったん発生したさびは落とすことが難しいため、日頃から中性
洗剤(1~2%の水溶液)で、こまめにお手入れをする。